クリスマスは”クロアチアへ帰省するもの”が定番の我が家にとって、ツリーをはじめクリスマスらしきものがないのは少々寂しいもの。そんな今年は寄生木(ヤドリギ)が大切な季節の便りになってくれました。
日本ではあまり馴染みのないヤドリギですが、ヨーロッパではクリスマスを告げる植物のひとつでもあります。25日が過ぎると途端にお正月モードになり慌ただしいですが、クロアチアではクリスマスもお正月もずっとそのまま「クリスマス」なところが好きなのです。お陰さまで可憐な実を見上げながら、クリスマスからお正月まで穏やかに気持ちを引っ張る予定です。
年末は文字通りの慌ただしさにどうしても心を亡くしてしまいがちですが、ようやく安らぎを見つけました。あんなに探し回っても見つけられなかったのに、今年は出逢うことができたのも大切なの光。
クリスマスの象徴は、そのままお正月のしめ縄だと思って、笑顔で新年を迎える予定です。
茅野市のツリーケア 木葉社
Text・Photo/Chikayo Kono Modrušan
@croacica