世界をきちんとあじわうための本

 

山崎剛(ELVIS PRESS)

――私たちは、毎日、毎日、

何をしているのだろう?

この問いからはじまる本。私たちは今、何もかも問われています。あったことがなくなってしまい、得られたものが得られなくなり、かつての当たり前はもうなくなり、戻らなくなりそうな不安。

だから自ら導くこと、創り出す仕事に価値が生まれるのだと思います。それは志事。

誰かに導いてもらうよりも先を行ってみたい、その景色を見てみたいが私のスタートアップの原点だったような気がします。今、この本に出会って5年前の感情を呼び起こしています。“私は、毎日、毎日、何をしているのだろう?”の先にある、“私は、10年後、何をしているのだろう?”に近づけばいいなと。事業計画には落とせないけれど何かをもたらせてくれる一冊。自分のための道しるべ。