美しいとき

若松英輔(亜紀書房)

「美しい」ことを理解するために社会人学生をしてこの春、卒業しました。長く短い2年間、美しいときはその“時”にはなかなか気づけないものかもしれません。

喜びや幸福を常に感じられるような時間にめぐりあうことは詩の後ろの言葉を想えるように、一緒に仕事をする仲間の後ろを想いたいものです。

考察の先にある答えのかけららしきものを求めることは、スタートアップのはじまりとよく似ているようでした。

新しいものをひたすら追いかけた時間と社会のひとりであることの自信と責任は、詩の中に込められた言葉にならなかった言葉をも表現することで努めたいと誓いました。この一冊には温かい涙とともに心でなぞる一語一語があります。「祈願」の詩に込められた見えない想いはこれからのスタートアップの灯として、自分との約束をした春の一冊。