しない。

 

群ようこ(集英社)

抹茶色のインクと猫、「しない。」のインパクトになぜか惹かれて手に取った本でした。

今の時代になくてはならないものの数々とあって当たり前のもの。

時に縛られているような、呪縛のようなものがまだまだ社会に溢れているのではないだろうか。生き方、働き方を見直す時に当たり前の毎日に改善の余地はないのか、ふと気付かせてくれました。「しない。」の潔さと手放すことを教えてくれます。

日常に疑問を持つこと、無くせないものか、ポジティブな選択はできないか、そして「しない。」こともしっかりと考えさせてくれる。

何気なく生活の一部だけれどふと立ち止まると苦痛に感じているもの、強いられていることを少しずつ自分らしくいるために手放していこうと思えました。心地いいとは。

日常に疑問を持ちながら新しい風を入れたいと思える気軽なエッセイです。

お茶を飲みながらゆっくりと読みたい一冊です。