ドミニック・ホーロー 原秋子訳(幻冬社)
梅雨時期はいつも少しの不安が伴います。そして時に、天気予報よりも正確な身体の声に耳を傾ける時間でもあります。先人たちが「雨」という非日常をどのように過ごし、何を感じたのか。五感を研ぎ澄ませる意識を向けさせてくれるひととき。雨の降る”変化”を目の当たりにして体験すること。わたしはここに喜びを見出したいと思うのです。
雨の日に気づかせてくれること、それが人生で大切なことは非日常ではなく日常だったりします。梅雨の晴れ間も雨の日も、読めば不安のなくなる一冊だから不思議です。
雨が教えてくれるもの──
それは、雨も人生も美しいということ。
Aimer la Pluie,
Aimer la Vie
人生に大切なものを見るまなざしを教えてくれます。